アボロン工法にはアボロンセメントミルク工法、アボロン圧入工法、ダウンザホールハンマー工法などがあります。アボロンセメントミルク工法は、ラフタークレーンまたはクローラー式クレーンのブーム先端に、リーダーを取り付けオーガースクリューで削孔後、セメントミルク液を吐出してH鋼を挿入する工法です。
アボロン圧入工法は、リーダーの下部に油圧式の圧入機を装着し、H鋼を直接圧入する工法です。
25tアボロン圧入
50tラフタークレーン
TK550クローラークレーン
リーダレス工法・アンギュラス工法とは、ベースマシンにリーダーを装着していない杭打機の総称で、クレーンのブーム先端にオーガーモーターを直接取り付け て、削孔する工法のことです。
リーダーレスにより、今までの杭打機にない作業半径(10~20m程度)を可能にしました。また長さ30mの長尺杭打設も、相判機を使用せず施工することもできます。また、架空線の下でも施工可能です。特徴として組立解体が早く、高低差がある場所や道路上などでの施工に適しています。
アボロン工法の使用機器をご参照ください。
ジャッキ圧入工法とは、オーガーモーターに独自開発した油圧式圧入装置を取り付け、N値が低い地盤に無振動にてH鋼やシートパイルを圧入する工法です。
国内で一番小さな施工機の2t建柱車や4t建柱車、10tラフターなどによる施工も可能です。
ジャッキを取り外しスクリューを装着することで、すばやく先行堀りもできるため効率的。
杭材を直接圧入するため掘削残土が発生せず、ドライできれいな現場も保てます。またミルクプラント、バックホーなどを必要としないため、工費を節減することができます。
特許第5111411号
2t建柱車
10tラフタークレーンオーガー先端取付
シートパイル圧入工法とは、反力架台を用いてシートパイル・鋼矢板を掴み、その力で次を打ち込む油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」を使用した工法です。締切り型工法のため、地下水位の高い現場でも山留工事が可能です。特徴として、省スペースで合理的な施工、無振動・無騒音によるシートパイル・鋼矢板打設ができます。
東京テクノでは、マルスドライバーやアボロンジャッキ(シートパイル用)による施工も可能なため、サイレントパイラーでは不可能な隣接した場所でも対応できます。
バイブロハンマー工法とは、バイブロハンマーによって起振力を発生させ、シートパイル・鋼矢板に伝えて上下振動を起こし、根入れ地盤の抵抗を低減することにより打ち込み・引き抜きを行う工法です。
油圧式、超高周波、電動式があり、ベースマシンも各種ラフタークレーン、クローラークレーンで施工するため、作業半径も大きく様々な現場に対応できます。打ち込み速度も速く、施工性・経済性に優れ、低振動・低騒音での施工も可能です。